SNSをやめたいと思った私が、実際に辞めて感じた孤独とその後の話

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SNSを開くたび、なんとなく疲れる。他人の投稿を見ては、自分と比べてしまう。「もうやめたい」と思いながらも、消せずにいる――そんな葛藤を抱えていませんか。

私も同じでした。SNSをやめたいと何度も思いながら、「やめたら孤独になるかも」「情報に取り残されるかも」という不安に縛られて、なかなか踏み出せずにいました。

この記事では、実際にSNSを辞めた私が感じた孤独や変化、そしてその後の生活について、正直に書いています。メリットだけでなく、寂しさや揺り戻しも含めて。SNSをやめたいと悩んでいるあなたの、心の整理に少しでも役立てば幸いです。

SNSをやめたいと思った理由【心理】

SNSをやめたいと思うようになったのは、ある日突然ではありませんでした。少しずつ積み重なった違和感が、ある時「もう無理かもしれない」という感情に変わったのです。

SNSを見たあと、なぜか疲れてしまうようになった

最初は楽しかったはずのSNS。友達の近況を知ったり、好きなアーティストの情報をチェックしたり、趣味のつながりを広げたり。そんな軽い気持ちで始めたTwitterやInstagramが、いつの間にか「開くだけで疲れる場所」になっていました。

タイムラインに流れてくるのは、誰かの新居、結婚報告、海外旅行の写真、昇進のお知らせ。どれも素敵な出来事のはずなのに、見るたびに心がざわつく。「私は何もしていない」「このままでいいのか」という焦りが、静かに胸の中に広がっていきました。

比較するつもりはないのに、無意識に比べてしまう。情報を受け取っているだけなのに、なぜかエネルギーを奪われていく。「楽しいはずなのに、しんどい」――この違和感が、SNSをやめたいと思った最初のきっかけでした。

「SNSやめたい」と思うのは甘えなのかと悩んだ

SNSをやめたいと思う自分に、罪悪感もありました。周りの人たちは普通に使っているのに、自分だけがしんどがっている。「私が弱いだけなのでは」「もっと上手に付き合えるはずなのでは」と、自分を責める気持ちが湧いてきたのです。

SNSは便利なツールで、多くの人にとって生活の一部。それを「やめたい」と思うことが、まるで社会から逃げるような気がして、素直に認められませんでした。

けれど今振り返ると、SNSをやめたいと思う心理は決して甘えではなく、「自分の心が限界を教えてくれているサイン」だったのだと思います。疲れを感じているのに無理を続けることこそ、自分に対して不誠実だったのかもしれません。

SNSをやめたいのに、やめられなかった理由

SNSをやめたいと思いながらも、実際にアカウントを消すまでには時間がかかりました。やめられなかった理由は、大きく分けて二つありました。

一つ目は、情報から取り残される不安です。SNSには常に新しい情報が流れています。ニュース、トレンド、友達の動向。それを見ないでいると、「自分だけ知らないことが増えていくのでは」という焦りがありました。

二つ目は、人とのつながりが切れる恐怖です。SNSがなくなったら、誰からも連絡が来なくなるのでは。私という存在が、誰の記憶からも消えてしまうのでは。そんな孤独への恐れが、アカウントを消すボタンを押せない理由になっていました。

「SNSやめたい、でもやめられない」という矛盾した感情。それは、SNSが生活に深く入り込んでしまった証拠でもあったのです。

実際にSNSを辞めたらどうなったのか【その後】

通知をオフにし、更新を止め、SNSをほぼ見ない生活を始めてから、日常には小さな、けれど確かな変化が訪れました。劇的に何かが変わったわけではありません。ただ、心の中に静けさが戻ってきた感覚がありました。

SNSをやめた直後に感じた変化

SNSから距離を置いた最初の数日は、正直なところ落ち着きませんでした。朝起きたら無意識にスマホを開こうとする癖が抜けず、「みんな何してるんだろう」という気持ちがふと湧いてくる。情報の空白に、少し不安を感じたのも事実です。

けれど一週間ほど経つと、その不安は自然と薄れていきました。スマホを見る回数が明らかに減り、朝の時間が自分のものとして感じられるようになったのです。他人のタイムラインを追わなくなったことで、思考に余白が生まれました。

ただし、SNSをやめたからといって、すべてが解決したわけではありません。孤独を感じる瞬間もあったし、「やっぱり見たほうがいいのかな」と揺れることもありました。万能な解決策ではなかったというのが、正直な実感です。

SNSをやめたら、時間は増えたけど「暇」も増えた

SNSを見なくなって最初に気づいたのは、時間が余るということでした。通勤中や寝る前、ちょっとした待ち時間。それまでSNSで埋めていた隙間が、ぽっかりと空いたのです。

最初は「何をすればいいんだろう」と戸惑いました。SNSを見ないと決めたものの、代わりにすることが見つからない。暇を持て余す感覚に、少し焦りさえ感じました。

けれど、その「暇」は悪いものではなかったのです。暇な時間があるからこそ、ぼんやり考え事をしたり、窓の外を眺めたり、本を読んだり。そんな何でもない時間が、思っていた以上に心地よかった。

SNSで埋めていた時間は、実は「何もしない自由」を奪っていたのかもしれません。snsをやめた後の暇は、自分を取り戻すための大切な余白だったと、今では思います。

SNSをやめて気づいた、情報収集の変化

SNSをやめたら情報に取り残されるのではないか――そんな不安がありましたが、実際には困ることはほとんどありませんでした。

情報収集の方法が変わっただけです。ニュースはニュースサイトやアプリで読むようになり、興味のあるテーマはブログや専門サイトで調べるようになりました。必要な情報だけを、自分から取りに行く。受け身ではなく、主体的に選ぶ感覚です。

SNSのタイムラインは便利ですが、自分が求めていない情報まで次々と流れてきます。それが知らず知らずのうちに、心の負担になっていたのかもしれません。

snsをやめた後の情報収集は、確かに少し手間がかかります。でも、その手間が「本当に必要な情報」と「なんとなく見ていた情報」を分ける基準になりました。情報に振り回されるのではなく、情報を選ぶ側に立てたことが、私にとっては大きな変化でした。

SNSを辞めて一番つらかった「孤独」の話

SNSをやめて感じた変化の中で、一番正直に向き合わなければならなかったのが「孤独」でした。時間が増えた、心が静かになった、そんなポジティブな面もありましたが、同時に、人とのつながりが薄くなっていく感覚も確かにあったのです。

SNSを消したら、本当に孤独になった

SNSを見なくなってから、友達の近況が分からなくなりました。誰が何をしているのか、どこで何を感じているのか。それまで何気なく目にしていた情報が、すっぽりと抜け落ちたのです。

最初は「これでいい」と思っていました。比較しなくて済む、心が軽くなる。そう自分に言い聞かせていました。でも、数週間経った頃、ふと気づいたのです。友達が消えたわけではないのに、友達が消えたような感覚に陥っていることに。

連絡を取り合う友達は、もともと多くありませんでした。SNSがあったからこそ保たれていた「ゆるいつながり」が、私の日常から静かに消えていきました。それは、想像していたよりも寂しいものでした。

sns辞めた後の孤独は、誰かに話すほどのことでもなく、かといって無視できるほど小さくもない。そんな曖昧な感情として、私の中に残り続けました。

「SNS辞めた孤独」は失敗ではなかった

孤独を感じた時、「やっぱりSNSをやめたのは間違いだったのか」と思いました。寂しさを感じるたびに、アカウントを再開しようかと何度も迷いました。

けれど、時間が経つにつれて気づいたのです。この孤独は、失敗ではなかったのだと。

SNSをやっていた頃も、私は孤独でした。タイムラインに流れる大勢の投稿を見ながら、誰ともつながっていない感覚。いいねやコメントをもらっても、心は満たされない虚しさ。それは「人に囲まれているのに孤独」という、もっと辛い孤独だったのかもしれません。

SNSをやめた後の孤独は、確かに静かで、少し寂しい。でも、それは嘘のない孤独でした。誰かと比べて感じる孤独ではなく、ただ一人でいることの孤独。その違いが、私には大きな意味を持ちました。

孤独の”質”が変わったのです。SNSで感じていた孤独よりも、この孤独のほうが、私には耐えられるものでした。

SNSをやめたら友達はいなくなるのか

「SNSをやめたら友達がいなくなるのでは」という不安は、半分当たっていて、半分外れていました。

確かに、SNS上だけでつながっていた人たちとは、自然に疎遠になりました。それまで何となく見ていた投稿、何となく返していたコメント。そういう関係は、SNSを見なくなった時点で静かに消えていきました。

でも、本当に大切な友達は残りました。SNSがなくても連絡をくれる人、たまに会って話す人、LINEでやり取りする人。そういう関係は、SNSの有無に関係なく続いていったのです。

むしろ、SNSをやめたことで「本当に必要な人間関係」と「なんとなく続けていた関係」の違いが、はっきりと見えるようになりました。

友達の数は減ったかもしれません。でも、残った関係は、以前よりも確かなものになった気がします。snsをやめた後の友達関係は、量ではなく質で成り立つものに変わっていきました。

SNSをやめたら、創作活動が捗るようになった話【メリット】

SNSをやめたことで得られた変化の中で、私自身が一番驚いたのは、創作活動への向き合い方が変わったことでした。絵を描くこと、文章を書くこと。それまで「誰かに見せるため」だった創作が、少しずつ「自分のため」に戻っていったのです。

SNSを見なくなって、集中力が戻った

SNSを見ない生活を始めてから、作業中の集中力が明らかに変わりました。

以前は、少し描いてはタイムラインをチェックし、また少し描いては通知を確認する。そんなふうに、常に何かに気を取られていました。「ちょっとだけ」と思って開いたSNSで、気づけば30分が経っている。そんなことが日常的でした。

SNSを見なくなってからは、その中断がなくなりました。少しだけ描くつもりが、気づいたら2時間経っていた。没頭する感覚を、久しぶりに取り戻せたのです。

タイムラインを追わない時間が、そのまま創作時間になりました。snsをやめた効果として、これは私にとって大きなメリットでした。集中できる時間が増えたことで、作品を完成させるスピードも上がり、創作そのものが楽しいと思えるようになりました。

「評価されるための創作」から離れられた

SNSで創作物を発信していた頃、私はいつも数字を気にしていました。いいねの数、リツイートの数、フォロワーの反応。それが、作品の良し悪しを測る基準になっていたのです。

投稿した作品の反応が薄いと、「自分には才能がないのかもしれない」と落ち込む。逆に反応が良いと、「次もこういう作品を描かなきゃ」とプレッシャーを感じる。創作が、いつの間にか「評価されるための作業」になっていました。

SNSをやめたことで、その数字から解放されました。誰も見ていない。誰も評価しない。だからこそ、純粋に「自分が描きたいもの」に向き合えるようになったのです。

数字がないことで、逆に気持ちが楽になりました。これは、SNSをやめたメリットの中でも、特に大きなものでした。評価を気にせず創作できる自由を、久しぶりに手に入れた気がしました。

SNSをやめて「幸せ」になったのか?

SNSをやめたら幸せになれるのか。それは、多くの人が気になる問いだと思います。私自身も、やめる前にそう考えていました。正直に答えるなら、「すぐに幸せになったわけではない」というのが本音です。

正直、ずっと楽になったわけではない

SNSをやめた直後は、確かに心が軽くなりました。比較する対象が減り、情報に振り回される時間も減った。でも、その状態がずっと続いたわけではありません。

数週間経つと、「やっぱり見たほうがいいのかな」という揺り戻しがありました。友達の近況が気になったり、情報を追いたくなったり。SNSを見ないことで失っているものがあるのではないか、という不安が顔を出したのです。

孤独を感じる瞬間もありました。誰かとつながっている実感が欲しくなって、アカウントを開きそうになったこともあります。SNSをやめたからといって、不安がゼロになるわけではありませんでした。

楽になるのは一瞬ではなく、少しずつ、波のように訪れるものでした。常に楽な状態が続くわけではなく、揺れながら、少しずつ慣れていく感覚です。

それでもSNSをやめてよかったと思う理由

揺り戻しや不安があったとしても、それでも私はSNSをやめてよかったと思っています。その理由は、「比較しない生活」を手に入れられたからです。

SNSを見ていた頃は、無意識のうちに他人と自分を比べていました。誰かの投稿を見るたびに、「私はこれができていない」「あの人は幸せそうなのに」と、心のどこかで自分を責めていたのです。

SNSから離れてからは、そのノイズが減りました。他人の人生を気にする時間が減り、自分の日常に意識を向けられるようになった。小さな幸せや、穏やかな時間に気づけるようになったのです。

朝のコーヒーを静かに飲む時間、窓から差し込む光、ゆっくり本を読む午後。そんな何でもない瞬間が、自分にとって大切なものだと感じられるようになりました。

SNSをやめた後の幸せは、派手なものではありません。でも、感情のノイズが減ったことで、自分の輪郭がはっきりと見えてくるようになった。それが、私にとっての「幸せ」でした。

まとめ:SNSをやめたいと思っている人へ

SNSをやめたいと思う自分を、責める必要はありません。それは、あなたの心が「今、少し休みたい」と教えてくれているサインです。

完全にアカウントを削除する必要もありません。私がしたのは、通知をオフにして更新をやめ、ほぼ見ない状態にすることでした。特定の人をミュートする、時間を制限する、週末だけ見ない。SNSとの付き合い方は、グラデーションで考えていいのです。「やめる」か「続ける」かの二択ではなく、自分にとって心地いい距離を探すことが大切です。

SNSをやめてみて実感したのは、「比べないこと」の大切さです。SNS上の誰かと比べるのをやめると、自分の本当に大切にしたい価値観や、小さな幸せに気づけるようになります。

孤独を感じるかもしれない。でも、それでも自分の心を優先していい。「今の自分にとってどんな距離が心地いいのか」を一度見直してみることで、あなた自身の”輪郭”が少しずつ見えてくるはずです。

この記事が、あなたの心の整理に少しでも役立てば幸いです。

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