【経験者が語る】シェアハウスのメリットデメリットと費用の相場

お金

筆者は引越しを人生で10回以上経験した事があり、学生時代・社会人新卒時代はお金を貯めるため、シェアハウスに住んでいた事がありました。学生時代はどちらかというと、色々な人と交流できる・国際交流できるというメリットに惹かれ、大型のシェアハウスに住んでいました。社会人時代はどちらかというとお金を貯めたかったため、一軒家型、小規模のシェアハウスに住んでいました。

色々なシェアハウス、通常の賃貸に住んでみて、現在大切にしている価値観「一人の時間を豊かにする」「ミニマリスト」から、シェアハウスのメリット・デメリットについて経験者の視点で紹介します。

シェアハウスは多様化してきていますが、”少なく持ち、自由に生きる”を大切にするミニマリストにとって、シェアハウスという住まい方は魅力的な選択肢のひとつとなりうりるのか。共同生活ならではの注意点やデメリットも紹介します。

都内シェアハウスのタイプ別 相場まとめ

まずは都内のシェアハウスのタイプ別の相場をまとめみました。

タイプ家賃(月額)共益費(月額)特徴
ドミトリー(相部屋)¥20,000〜¥40,000¥5,000〜¥10,000最も安価。カプセル型や2段ベッドタイプ。プライバシーは最小限。
個室(小規模)¥30,000〜¥60,000¥10,000〜¥15,000主流タイプ。家具付き6〜10人程度の物件。
大型コンセプト型¥50,000〜¥90,000¥15,000〜¥20,000ジム、シアター、カフェラウンジ等付き。デザイン性が高く、若年層や外国人に人気。
女性専用シェアハウス¥35,000〜¥70,000¥10,000〜¥15,000セキュリティ・設備が安心。美容家電などの特典が付く場合も。
外国人対応(国際交流)型¥30,000〜¥65,000¥10,000〜¥15,000英語対応スタッフ常駐や多国籍住人。語学交流が魅力。
高級・プライベート重視型¥80,000〜¥120,000¥15,000〜¥25,000水回り付き個室・オートロック・洗練された内装など。

費用を最優先する場合、ドミトリー型が良いでしょう。月4〜5万円で都内住まいが可能です。

ミニマルに快適に暮らしたい場合、個室(小規模)型ならコスパとプライバシーのバランスが取れた選択肢です。人と交流したい・英語を使いたいなら、国際交流型、おしゃれ・デザイン重視ならコンセプト型や高級型が良いでしょう。

シェアハウスのメリット(ミニマリスト視点)

1. モノを持たずに暮らせる

シェアハウスの多くは家具・家電付き。必要最小限の荷物で暮らし始められるため、”所有”に縛られない生活が実現できます。

2. 初期費用が少なく、家賃も安価

敷金・礼金が不要な物件が多く、初期費用は3万円〜5万円程度。月々の家賃も都内で3〜6万円台と手頃で、ミニマルな家計を実現できます。一人暮らしするとなったら敷金&礼金で数十万かかるので、初期費用は安く抑えられます。

しかし、デメリットでも紹介しますが高い火災保険に入るのが必須更新費用に数万かかるなど、「わかりにくいところ」でいろんな費用がかかっているのは事実です。

3. 共益費に光熱費やネット代が含まれている

共益費はおおむね月10,000〜15,000円程度で、以下が含まれます:

  • 水道・電気・ガス
  • Wi-Fi
  • 消耗品(トイレットペーパーなど)
  • 共用部の清掃・管理

費用の変動が少なく、支出がシンプルに管理しやすいのは大きな利点です。

東京のシェアハウス共益費・相場感(2025年版)

実際に東京都内での共益費は以下のような価格帯です:

物件例家賃共益費特徴
タマゴハウス(新宿)29,900円〜9,900円光熱費・Wi-Fi・清掃込み
GGハウス21,000円〜15,000円広い共有設備付き
クロスハウス豊洲27,000円〜15,000円小規模で落ち着いた雰囲気
高級物件(池袋など)40,000円〜20,000円以上フィットネス・カフェなど併設

一人暮らしでは光熱費・ネット代だけで月15,000円以上になることもあるため、コスト面でシェアハウスは合理的な選択肢ですが、高級物件と呼ばれるものは20,000円以上するところも少なくはありません。

4. フットワークが軽くなる

転職や移動が多いライフスタイルでも、契約や引越しの負担が少ないため柔軟に住み替えが可能。”定住に縛られない”という自由を味わえます。

5. 人との適度なつながりが持てる

孤独を感じにくく、必要なときに交流できる環境は、バランスの取れた人間関係構築に最適です。

シェアハウスのデメリット

1. プライバシーの制限

壁が薄い、共有スペースが多いなど、一人の時間を大切にしたい私のようなミニマリストにはストレスになりました。

2. モノや空間の最適化ができない

家具付きゆえに自分で選べない・減らせないことも。この家具いらないなと思っても、撤去する手間も発生し、置いておくしかありませんでした。視覚的なノイズや物の多さが気になる場合もあります。

3. 生活ルールに縛られる

特に一軒家をシェアハウスにしている小型シェアハウスだと、来客制限や清掃当番、共同生活ならではの制約がある場合もあります。自由を重視するミニマリストにとっては要注意ポイントです。

4. 人間関係のストレス

住人との相性により、生活リズムの違いや価値観の衝突が起きることも。特に色々な人が出入れする大型のシェアハウスでは常に知らない人が入ってくるため、なんとなく共用スペースに行くには緊張感が生まれて共有スペースも行くのが億劫になってしまいました。

5. 火災保険・更新費用が高い

通常賃貸では、火災保険は自分で好きなものを選べます。しかし、シェハウスでは賃貸料が安い割には、高い火災保険を紹介してその手数料で儲けている管理会社も少なくはありません。なので火災保険が高かったり、更新料も数万円かかるところもあります。


結論:シェアハウスは外出が多い人、人と交流したい人には合っている

シェアハウスは、少ないモノで豊かに暮らしたいミニマリストにとって理想的な住まい方になり得ます。とはいえ、私は共同生活に伴う不自由さや人間関係への配慮が必要なため、それがストレスに感じてしまいました。「自分のキッチンが欲しい」「自分の居心地の良い空間を作りたい」「自分の時間を大切にしたい」と思っている筆者のような人にとっては、一人暮らし、そして現在も住んでいる「UR賃貸」の方が合っていました。

一方であまり部屋にいる事が少ない外出が多い人にとっては、シェアハウスは最低限のものが揃って生活できるためコスパに優れた選択肢でしょう。

シェアハウスも、色々なタイプがあるので、自分の価値観とライフスタイルに合った物件選びが大切です。自由と節約、そして身軽さを大切にしたいあなたには、一度シェアハウスという選択肢を検討してみる価値があるかもしれません。

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