長年憧れていたヨーロッパ旅行。仕事を辞め、「ずっとやりたかったこと」を実現する“充電期間”として、一ヶ月間のヨーロッパ一人旅に出発しました。ブダペストを皮切りに、オーストリアやチェコ、バルト三国を経ていよいよ最終地点へ突入。ポーランド南部に位置する古都クラクフへ滞在し、その後、ポーランドの避暑地、タトラ山脈が美しいザコパネへ!
過去の旅の記録はこちらにまとめてます👇
ポーランド・タトラ国立公園の人気スポット「カスプロウィ・ヴィエルフ(Kasprowy Wierch)」。スロバキア国境に近いこの山は、標高1,987m。冬はスキーリゾート、夏はハイキングや登山で賑わい、ザコパネ滞在中に訪れたいと思っていた場所のひとつでした。
カスプロウィ・ヴィエルフとは?
カスプロウィ・ヴィエルフは、ザコパネ市内から気軽にアクセスできる山岳スポット。頂上からはタトラ山脈やスロバキアの山並みを一望でき、ロープウェイを利用すれば体力に自信がなくても訪れることができます。そのため、観光客や家族連れ、そしてひとり旅の旅行者にも人気があります。
行き方

出発点はKuznice(クジニツェ)。ザコパネ中心部からバスで10分ほどで到着します。歩いていくと30分ほど。道も平坦なので、筆者は歩いて行きました。

ここからロープウェイに乗り、山頂まで一気にアクセス可能。ロープウェイは混むことが必至なので、チケットはオンライン事前予約が推奨、または早朝に行くことを強くお勧めします。

ロープウェイは、往復で約100PLN前後(シーズンにより変動)です。
住所:ul. Kuźnice 14, 34‑500 Zakopane(ロープウェイ下駅)
Webチケット購入先:http://pkl.pl/kasprowy-wierch/kolej-linowa-kasprowy-wierch.html
補足情報 山頂カメラ
山頂に上前に、リアルタイムカメラで頂上の天気を調べておくことをおすすめします。
- リアルタイム山頂カメラの閲覧先
- PKL公式によるパノラマビューや天候などを確認できるWebcamsページ
今回の登山ルート

今回選んだのは、Kuzniceからロープウェイで山頂へ上がり、徒歩で下山しながら湖(Czarny Staw Gąsienicowy)に立ち寄るルートです。観光要素と本格的な登山の両方を楽しめる欲張りなコースでした。とはいえ、このコースは登りはロープウェイを使うため、初心者や時間が限られている人にもおすすめできます。
ザコパネといえば湖「Morskie Oko(モルスキエ・オコ)」が王道ですが、今回はあえて別ルートを選びました。理由は、本格的な登山体験をしたかったことと、Morskie Okoは人が多すぎるうえにアクセスが不便で、途中の山道も単調という評判を耳にしたからです。それならば、同じように美しい山上湖を見られるカスプロウィ・ヴィエルフのコースを歩いてみようと思ったのです。
これ以外にもタトラ国立公園には素晴らしいルートがたくさんあり、レベルも様々なのでザコパネにあるインフォメーションセンターで相談するのをおすすめします。
インフォメーションセンターはこちらの記事で紹介👇
登山の様子
Kuzniceからロープウェイで山頂へ

ロープウェイは中継駅を挟んで山頂まで約20分。窓から見える山々の風景に胸が高鳴ります。が、しかしこんな具合で生憎のお天気に。

山頂の景色

ようやく山頂に到着。温度差が激しくて、思わずくしゃみが出てしまいました。夏でしたが生憎の天気で気温は下がり、寒くてカフェでコーヒーを飲み体を温めました。それもそのはず、頂上は標高1,987m。ここからはポーランドとスロバキアの国境が見渡せ、切り立つ岩壁と緑の谷が織りなす絶景が広がっています。本来なら美しい稜線とスロバキア側の山脈まで一望できるのですが、今回はあいにくの雨と霧で視界はゼロ。
早朝7時にロープウェイに登り、それから2時間ほど頂上のカフェで様子をみてましたが晴れる兆しはなし。残念ですが、諦めて下山することに。

それでも厳しい自然の中に立つ体験そのものが特別で、晴れた日に再訪したいと強く思いました。
本来ならこのような綺麗な稜線が見えます。
見たかった……
下山の途中で湖 「Czarny Staw Gąsienicowy(チャルニ・スタヴ・ゴンシェニツォヴォ)」へ
下山は徒歩を選びました。 山頂からは霧のせいで視界が悪く、途中下山のルートを間違えそうになりましたが、途中で気づき、なんとか視界が晴れるところまでようやく下山。下るほど視界が晴れてきて安心。テンションも上がってきました。





1時間くらい下ったところに、途中、往復1時間ほどで立ち寄れる「Czarny Staw Gąsienicowy」という湖へ。

湖までの道は少し、足場が悪く少し岩場がありましたが、慎重にいけば初心者でも無理なく行けるルート。



名前の通り黒く見える深い湖で、周囲を切り立った山々に囲まれた姿はまさに秘境のよう。

鏡のように山を映す水面が美しく、登山者の憩いの場になっていました。登山客もそこまで多くなく、まさに知る人ぞ知る秘境という感じでした。ベンチに腰かけて静かなひとときを過ごし、再び下山の道へと進みました。


クズニッチェまで眺めを楽しみながら下山


山道は整備されているものの石が多く、しっかりした靴が必須。自然を全身で感じながらの下山は大変でしたが、達成感がありました。

下山の道も初心者でも安心して下れるルート。特に危険な場所もないですが、雨が降ったあとは滑りやすいので注意です。途中、タトラ国立公園の山々の絶景スポットが何箇所かあり、景色楽し見ながら下山。高山植物や日本では見たことのない、ヨーロッパ特有の植物も生えているのを発見できます。




下山後は温泉へ
登山の疲れを癒やすのにぴったりなのが、ザコパネ周辺に点在する温泉施設。人気どころは以下の通りです:
- Terma Bania(テルマ・バニア):家族向けで清潔、スパ設備も充実。ザコパネのバスターミナル(Dworzec Autobusowy、ul. Kościuszki 12)から定期バス(Line 1261)で 約35〜40分、20〜28 ZŁ。バスは1日に数便あり、アクセスしやすい温泉です。
- Chochołowskie Termy(ホホウフスキェ温泉):タトラ山脈を眺めながら露天風呂に浸かれる人気スポット。ザコパネ・バスステーション(ul. Kościuszki 18)から、Chochołów行きバスに乗り、約30〜40分。バスは頻繁に出ていますので、日帰り利用にも便利です。
- Termy Bukovina(テルマ・ブコヴィナ):ホテル併設で、宿泊と一緒に利用可能。
筆者が訪れた温泉:Termy Gorący Potok
今回は、夜行バスの都合でNovy Targにある「Termy Gorący Potok」に行きました。
理由は、Novy Targからブダペスト空港行きの夜行バスに乗る予定があったからです。



しかし、この選択は正直一人旅には向きませんでした…。
- ザコパネ市内からNovy Targまでのバスが非常に分かりづらく、1時間待ってもバスが来ず。最終的に近くまで行くバスに乗車。Google Mapはあてにならず、アクセスは悪いと感じました。
- 配車タクシー(Boltなど)なら便利ですが、貧乏旅なので公共交通を利用したかったという事情も。結局、帰りはバスがなくなり配車アプリBoltで移動、4,000円もかかってしまいました。
- 平日夜でも人が多く、カップルが多くて落ち着いた雰囲気ではなく、ロッカーも小さくスーツケースを預けられず不便。サービスもイマイチでおすすめはしません。
車がある場合はありかもしれません。
諸々トラブルはありましたが、温泉をシャワー代わりに入り、その後夜行バスに乗り込み、無事帰路のブダペスト国際航空に到着しました。
まとめ:登山と温泉、そして教訓

カスプロウィ・ヴィエルフは、ロープウェイと徒歩を組み合わせることで初心者でも本格登山が十分楽しめる登山コース。湖や頂上の景色は忘れられない体験でした。一方で、温泉選びと天気には注意が必要。特に夏場は1日のうちに天気が変わりやすく、天気予報が当たらないこともしばしば。ザコパネで登山を楽しみたいと考えているなら、雨の日に当たることも考慮して、2泊3日は最低滞在することをおすすめします。ひとり旅・女性の一人旅でも安心して楽しめる山歩きの目的地ですが、交通や宿泊施設の選択は慎重に計画することをおすすめします。ザコパネの情報は少なく、筆者が現地で情報収集をしましたが、これから旅を計画している人は気軽に相談してくれれば色々アドバイスさせていただきます!





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