長年憧れていたヨーロッパ旅行。仕事を辞め、「ずっとやりたかったこと」を実現する“充電期間”として、一ヶ月間のヨーロッパ一人旅に出発しました。ブダペストを皮切りに、オーストリアやチェコを経て、いよいよ5カ国目に突入。ラトビアのリガからさらに南へ。今回の旅の舞台は、リトアニアの首都ヴィリニュス。
過去の旅の記録はこちらにまとめてます👇
ヴィリニュス旧市街を一通り歩き尽くしたら、次は自然の中へ出かけたくなるもの。今回向かったのは、地元の人々にも人気の散策スポット「ベルモント(Belmontas)」。市街地からそう遠くない場所にありながら、森と川の景観が広がる自然エリアで、ハイキングや自転車ルートとして知られています。
私は今回、あえてレンタサイクルではなく「歩き」で挑戦。市内から郊外へと足を伸ばした小さな冒険の記録をお届けします。
ベルモントとは?

「ベルモント(Belmontas)」は、ヴィリニュス市内を流れるヴィリャ川(Vilnia River)の渓谷沿いに広がる自然公園。正式名称は「Pūčkoriai(プーチコライ)崖」と呼ばれる断崖絶壁を含むエリアで、ハイキングやサイクリングコースの目的地として親しまれています。
もともとフランス人が18世紀に建てた製粉所が起源で、その名残から「ベルモント」という名前で呼ばれるようになったのだとか。現在はレストランや観光施設も整備され、自然散策と食事を合わせて楽しめる場所になっています。
有名な自転車ルートでサイクリストに人気
ベルモントへ向かう道は、ヴィリニュス市街から続くサイクリングルートの一部。緑のトンネルのように木々が続き、川沿いを進む爽快な道はサイクリストの憧れです。市内のレンタサイクルやシェアバイクを使えば、中心部から片道30分〜40分ほど。街歩きに少し飽きた人にとって、気分転換にぴったりの半日アクティビティです。私の場合は「歩き」で挑戦。中心部からベルモントまでは、往復で約3〜4時間ほどの道のりでした。
歩いてみた体験記
旧市街から歩き始めると、最初は石畳の通りとカフェの並ぶ景色が続きます。しかし、やがて住宅街を抜けると雰囲気がガラッと変わり新興市街地へ。

旧市街とは打って変わって現代的なアスファルトの道へ。モダンな建物が立ち並び、住民が犬の散歩やランニングを楽しんでいました。

足元がアスファルトから土道に変わるころ、街の音が遠ざかり、鳥の声と川のせせらぎが近づいてきました。

片道2時間近い道のり。途中、川沿いでは犬の散歩をする人や、自転車で軽快に走り抜ける地元の若者にすれ違います。観光客はほとんど見かけず、地元の人の暮らしに混ざったような気持ちに。
道中は街中の喧騒を離れ、森と川の風景が広がっていきます。途中、野生の花が咲く小径や、川辺で水遊びをする子どもたちの姿も見られました。坂道はほとんどなく、基本的には平坦なので歩きやすいですが、距離が長いため体力にはやや自信が必要です。



森の小道を歩いていると、ふと開けた場所から赤レンガの煙突や古い建物の残骸が見えました。ベルモントの製粉所跡です。長い道を歩いてきた実感が一気に湧き上がり、「ようやくたどり着いた!」と心が弾みました。



ようやくベルモントに着くと、川のせせらぎと鳥の声に包まれた穏やかな空気。崖の展望ポイントから眺める景色は圧巻で、歩いて来た疲れも一気に吹き飛びました。
ベルモントで見える風景


ベルモントに着いてまず目を引くのは、川沿いに広がる緑と断崖絶壁の迫力ある景色。特にプーチコライ崖の展望台からは、ヴィリニュス郊外の豊かな森と川の流れを一望でき、まるでポストカードのような眺めが広がります。




また、製粉所跡の近くにはレストランもあり、地元料理を楽しむ人々でにぎわっていました。歩きで汗をかいた後の冷たい飲み物は格別。




観光で行くには?おすすめの方法
観光客におすすめなのは、やはりレンタサイクルでの訪問。ヴィリニュス市内には複数のレンタサイクルショップがあり、1日あたり10〜15ユーロ程度で利用可能です。自転車なら往復もスムーズで、自然の中を風を切って走る爽快感も味わえます。自転車なら往復で30〜40分程度です。
もし「歩き」で行く場合は、片道だけでも2時間近くかかるため、時間と体力に余裕を持つことが大切。途中に売店やカフェはほとんどないので、水や軽食を持参しておくと安心です。あと、途中トイレはありません…
📍 レンタサイクル情報
- 店舗名:Velotakas Bike & Tours
- 住所:A. Stulginskio g. 5, Vilnius 01115, Lithuania
- 種類:シティバイク、MTB、ハイブリッド、ロード、グラベル、自転車アクセサリーなど多彩
- 料金例:
- シティバイク(1日レンタル)約10 €~
さらに、Cyclocity(自転車シェアリング)も利用可能です。街中のステーションで借りて返せる気軽さが魅力です。
まとめ

市内観光に満足したら、少し足を延ばして自然の中へ。ベルモントは、ヴィリニュスにいながら静かな森と川の風景に触れられる場所でした。自転車で爽快に、歩いて冒険気分で──訪れる方法によって楽しみ方が変わるのも魅力。
私にとってベルモントは、ヴィリニュス滞在の中で街と自然のコントラストを感じられる大切な一日となりました。




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