長年憧れていたヨーロッパ旅行。仕事を辞め、ずっとやりたかったとをやる時間充電期間中、一ヶ月間ヨーロッパ一人旅に挑戦。ハンガリーブダペストからスタートし、3カ国目はチェコ、プラハへ。プラハからチェスキークロムロフトいう世界遺産に登録されていた町に訪れた時の話を書きます。
過去の旅の記録はこちらにまとめてます👇
エゴンシーレとの出会いが旅の原点に
ウィーンのレオボルド美術館で出会ったエゴン・シーレの《Dämmernde Stadt(黄昏の街)》に描かれたチェスキークロムロフの景色に一目ぼれし、「いつか実際にこの場所を見てみたい」と心に決めました。
調べていくうちに、シーレの母がこの町の出身で、若き日の彼自身もこの風景を描いていたと知り、訪問への思いがさらに強まりました。
プラハからの行き方
プラハからチェスキークロムへは日帰りで行くことができます。
プラハ中心部から RegioJetのバス に乗り、約3.5時間で到着。快適な車内と景色の移ろいに心が解れていくようでした。
RegioJetはブダペストからウィーン、ウィーンからプラハの移動でお世話になっているチェコの国鉄。この度でリピーターになりました!
人気な観光地なので、土日は混み合います。チケットは早めに購入しておくことをお勧めします。

チェスキークロムロフの全体地図と見どころ

街は旧市街一帯に見どころが詰まっており、徒歩で回れるコンパクトさが魅力。聖ヴィート教会やスヴォルノスティ広場、Museum of Commerce、チェスキークロムロフ城、アンティークショップ、そして今回追加する エゴン・シーレ美術館 など、見逃せないスポットが多数。
4. 実際に歩いてみた
北口から街へ



バスを降りると、石畳の道とオレンジの屋根に囲まれた物語の世界へ。

川辺の橋とライブ演奏


橋から漂う川の香りと音楽が合わさって、まるで映画の一幕のようでした。
聖ヴィート教会


広場のすぐそばにある聖ヴィート教会(Church of St. Vitus)は、建設が1407年から1439年にかけて行われた初期ゴシック様式の教会。内部は美しいフレスコ画やステンドグラスに彩られ、17世紀製の貴重なオルガンも備えていました。
外からは、クラシック音楽も聞こえてきて、この街が芸術家に愛される街だということを感じさせられました。
荘厳な空間に包まれて心静かに、音楽と光にふと癒される時間を過ごしました。
スヴォルノスティ広場


スヴォルノスティ広場(Svornosti Square)は、チェスキークロムロフ旧市街の中心に位置する正方形の広場で、中世の町づくりの痕跡がそのまま感じられる空間です。
広場にはカフェやレストランが並び、地元の人々と観光客が混じり合う交流の場。スイーツ片手に石畳を行き交う人々を見て、自分もカフェでスイーツを買って食べてみたりと、街の住人になった気分になれました。
Museum of Commerce



聖ヴィート教会とスヴォルノスティ広場の間あたりにひっそりと佇む、Commerce(商業)をテーマにした小さな専門博物館。外観は控えめですが、1500年代の修道院跡という趣ある建物で、中世から続く街の商業の歴史を見ることができます。
展示エリアでは、19世紀の古いレジスターや秤(スケール)、コーヒー缶、計算機、本や化粧品包装などがずらりと並んでいて、まるで昔の商店に迷い込んだかのような感覚に。懐かしさと新鮮さが同居したディテールに、思わず見入ってしまいました。この博物館は、入場は無料で、寄付箱が設置されているだけ。チェコのレトロデザインがキュートに詰まった博物館。時間を忘れ見入ってしまいました。ビンテージ風のブリキ看板や冷蔵庫用マグネットなどを売る小さな土産ショップも併設されていて、旅の記念にもぴったりです。
チェスキークロムロフ城

チェスキークロムロフの中世の雰囲気を象徴する存在、それがチェスキークロムロフ城。城はヴルタヴァ川の深い氾濫谷に浮かぶように建ち、13世紀前半にはすでにヴィトコヴィチ家によって築かれていました。その後、ロゼンベルク家の支配を経て、エッゲンベルク家、そしてシュヴァルツェンベルク家へと権力の移り変わりと共に拡張を重ね、現在の壮麗な姿を成しているのだそう。
城の構成も見どころの塊。その広大さはプラハ城に次ぐチェコ第二の規模を誇り、40もの建物と5つの中庭が織り成す複合空間が特徴で世界遺産に登録されています。

城の中庭や内部の通路を歩いていると、見た目はまるで彫刻や装飾彫りのように見える壁が。しかし近づいてみると、実はこれがトロンプ・ルイユ(騙し絵)と呼ばれる絵画技法で描かれたものだと気づかされます。精巧な影の描き分けや立体感によって、壁がまるで彫刻のように見えました。
庭園や塔からのパノラマが絶景。歴史の重みを肌で感じられます。
チェスキークロムロフ城内のツアーは有料ですが、城塔は誰でも登れ、街を一望できる絶景スポットがあります。



そうそう、これだよ!と叫びたくなるような、観光ブックで”見たまま“の絵本の世界に迷い込んだような世界が広がります。
アンティークショップ


チェススキークロムロフの街には、アンティークショップが点在しています。たまたま入ったアンティークショップに大好きなチェコガラスを偶然発見し興奮!雑多に掘り出してあるガラスボタンの山の中からお宝物を探すように夢中になってました。
チェコガラスが好きすぎて、ヤブロネツまで行った話はこちら👇
Authentic Cafe— 石畳沿いのアートデコ・カフェ



スヴォルノスティ広場を歩いていると、ひときわ目を引くアールデコ調の建物に出会いました。そこが Authentic Café です。創業は1991年、地元のご家族によって営まれているという、温かみのある本格カフェ&ベーカリー。
私は時間がなかったため、ここで、「Větrník(ヴェトルニーク)」 と呼ばれる、シュークリームドーナツのようなチェコ定番のお菓子をテイクアウト。丁寧に箱にまで入れてくれて、細かいところまでサービスが
エゴン・シーレ記念美術館

エゴン・シーレ美術館(Egon Schiele Art Centrum) は、1993年に設立され、シーレの母の故郷であるこの街に立つ美術館。静謐な展示と歴史的建築、美術品の力によって、シーレの世界に深く触れる瞬間でした。
帰りのバスに注意
帰りは大慌て….. 降車場所と帰りの乗車場所が異なるという注意点に気づかず、帰りの便を逃してしまいました。RegioJetのアプリで迅速に次を確保できたのは救いでしたが…同じミスをしないよう、皆さんご注意を。



無料ミュージックフェスティバルを要チェック


夏に開催される Festival Krumlov では、無料の野外ライブが広場や川沿いで行われます。筆者訪問時は未開催でしたが、音楽好きなら日程を事前チェックして足を運ぶ価値ありです。
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まとめ

シーレの絵画と深く結びついたチェスキークロムロフは、「芸術と人生と町の記憶」が溶け合う地でした。石畳を歩き、美術館を巡り、アンティークで思わぬお宝に出会ったり、路地裏の景色に。
ヨーロッパへ行ったら、プラハだけでなく、チェスキークロムロフへ行くことで、チェコの奥深い魅力が見えてきます。街全体が、アートと歴史に包まれる街、チェスキークロムロフへぜひ行ってみてください。







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