長年憧れていたヨーロッパ旅行。仕事を辞め、「ずっとやりたかったこと」を実現する“充電期間”として、一ヶ月間のヨーロッパ一人旅に出発しました。ブダペストを皮切りに、オーストリアやチェコを経て、いよいよ5カ国目に突入。ラトビアのリガからさらに南へ。今回の旅の舞台は、リトアニアの首都ヴィリニュス。
過去の旅の記録はこちらにまとめてます👇
今回は、ヴィリニュスで訪れたスポットの中でも特に記憶に残っているスポット「ウジュピス共和国」を訪れた時の事について書きたいと思います。
ウジュピス共和国とは

ヴィリニュス旧市街の外れに、小さな独立共和国を自称するエリアがあります。その名も「ウジュピス共和国」。アーティストや自由を愛する人々が集まり、1997年にユーモアと遊び心を込めて「独立」を宣言した地区です。入口には国旗や「憲法」が掲げられ、まるで別世界に入るような気分になります。

ウジュピスはヴィリニュス旧市街から川を渡ってすぐ。小さな橋を渡ると「共和国」に入国することになります。橋の手すりにはびっしりと南京錠がかけられていて、恋人たちが愛を誓った証です。まるでパリのセーヌ川のようですが、ここではよりアート的でカラフル。「鍵をかけて、川に鍵を投げる」という行為そのものが、街の自由で遊び心あふれる雰囲気にマッチしていました。

橋の手すりにかけらえた南京錠



これは、“ラブロック”文化といわれ、手すりに恋人たちの錠前がかけられており、ウジュピスの入口風景の一部になっています。
中心広場にある、ウジュピスの天使像

街にはアートが自然と溶けこむ
街にはアートが溢れています。遊びごこのあるオブジェや、絵画まで街の至る所にウジュピス民が作っただろう作品が展示されています。




日本語や各国の言語で書かれた憲法
ウジュピスを歩くと、まず目に入るのが多言語で書かれた「ウジュピス憲法」。 「誰もが幸せになる権利がある」 「誰もが犬を飼う権利がある」 「時々何もしない権利がある」
そんなユーモラスで温かい条文が壁一面に並び、見ているだけで思わず笑顔になってしまいます。



なぜかチベット仏教?
ここは「チベット広場」。2010年に生まれた市民広場で、祈りの旗や曼荼羅、ダライ・ラマ来訪ゆかりの展示がありました。ダライ・ラマ14世はウジュピスの“名誉市民”とされ、ここでの行事もしばしば行われているのだそう。中世の街並みの中に、チベット仏教という異質な組み合わせもウジュピス共和国ならでは。




訪れて感じたこと
旧市街から歩いて数分の距離なのに、ウジュピスは全く違う空気を持っていました。観光地として整備されすぎていない分、生活と芸術が自然に混ざり合い、人々のユーモアが街そのものに息づいています。
「国の中に国」という響きに惹かれて訪れましたが、実際に歩いてみると、観光名所というより「人の生き方」を体現している街のように感じました。




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