たまたま名古屋へ出張へ行く機会があったので、サクッと出張帰りに日帰りでどこか行けないかな。とふと思いついた。そして決定した旅行先は「白川郷」。
世界遺産に登録されており、前々から行きたいと思っていた場所だ。
土日に行くと混むので、平日に行ける利点を活かし、名古屋から日帰りで帰れる場所。
よし、ここにしようと決め、早速調べてみること。
調べてみると、公共交通期間を使うと少し面倒だった。そこでバスツアーがないかと調べてみた。
すると、名古屋発バスツアーがあった。なんと、毎日催行とのこと。
白川郷、バスツアーで検索して上位にヒットしたこちらのサイトから予約して行ってきた。
オンラインで申し込むと直ぐに返信がきた。
こういうバスツアー、通常は予約一週間前からとか、前日申し込みは受け付けないところが多いが、この時期は白川郷へ行く旅行客が多いからなのか、こちらのツアーは毎日催行とのこと。
私のような、計画なく突発的に行動する旅行客にはちょうど良い。お一人様OKということで、お一人様にも嬉しい。なんと、日本語、中国語、英語、3か国語に対応している。
旅程
旅程はこちら。
目的地 | 時間 滞在時間 | |
---|---|---|
名古屋駅 | 08:20 | 名古屋駅太閣通口西交番前 集合 |
郡上八幡 | 郡上八幡は、岐阜県に位置し、江戸時代の風情が色濃く残る町並みが特徴です。この地は国の重要伝統的建造物群に選定された古い家並みが広がり、特に軒先を流れる水路が美しい「水の郷」として知られています。現在でもこの水路は生活用水として活用され、水路と町家が一体化した景観が訪れる人々を魅了しています。散策することで、江戸時代から続く風情と伝統が息づく美しい光景をお楽しみください。 | |
飛騨高山 | 60分滞在予定 | 古い町並み散策 |
世界遺産白川郷 | 95分滞在予定 | 白川郷・五箇山の合掌造り集落は、雄大な自然と昔ながらの伝統が融合する美しい場所です。大小100棟余りの合掌造りが広がり、今でも人々の生活が営まれている集落として知られています。このエリアはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンや世界遺産に登録されており、日本の原風景である農村文化・生活・暮らしを深く感じることができます。白川郷はまさに「日本の故郷」のような場所であり、訪れる人々に穏やかで美しい時間を提供しています。 世界遺産白川郷 (95分予定) 白川郷_初夏⑧ 白川郷・五箇山の合掌造り集落は、雄大な自然と昔ながらの伝統が融合する美しい場所です。大小100棟余りの合掌造りが広がり、今でも人々の生活が営まれてい |
名古屋駅 | 19:30 | 解散 |
と、一日に世界遺産を含む、有名な観光地三箇所も回れる贅沢な行程になっている。
参加してきた様子
名古屋駅集合 8:20
集合は名古屋駅太閣通口西交番前 。ここは色々なツアーグループの集合場所になっているのか、修学旅行客や、外国人が集まっており。色々な言語が飛び交っていた。集合は朝8:20と早いため、名古屋駅に一泊するのが良さげだ。
ツアー会社の旗を探し、受付を済ませた。実は、この日同僚も行きたいということで当日参加できるか聞いてみたらOKだった。ただ料金は、割引が適用されず定価のままだった。とはいえ、当日参加OKという、なんとも、良い感じに緩い。ハトバスとか日系のツアーは絶対無理だろうなと思ったが、こういったインバウンド向けのツアー会社は、当日参加という突発的な事象にも柔軟に対応できるようだ。
バスに乗り込むと、添乗員さんの案内があるのだが、なんと中国語、英語、日本語参加国ごで案内してくれた。それもそのはず、お客さんの層も、9割が外国人で中華系、南米系、欧米系、韓国系と多様だ。
今回は中国系のお客さんが7割を占めている様子だった。そして平日だったこともあってか、日本人は私たちだけだった。色々な言語が飛び交い、日本にいながら、海外を旅行しているようで新鮮だった。
最初の目的地「郡上八幡」
2時間くらいすると、まず最初の目的地「郡上八幡」へ到着。郡上八幡というと、「八幡城」が有名なようだが、八幡城へは行かず、街を散策。あれ…と思ったが、街を散策するだけで十分魅力的な場所だった。
「郡上八幡」 は、江戸時代の風情が色濃く残る町並みで、江戸時代から続く風情と伝統が息づく美しい街だ。もちろん時間があったら、八幡城へ行きたかったが、街散策だけで十分満足できた。
平日だったからなのか、観光客はそこまで多くなく、街自体も、観光地化されすぎておらず、気取らない街に溶け込んだ町民が生活している様子などが垣間見える街だった。
まるでジブリの世界へタイムスリップしたかのようだった。
「飛騨高山」
1時間半くらいバスに揺られ、次の目的地「飛騨高山」に到着した。
有名な観光地といういことで平日にも関わらず観光客がたくさんいた。2時間自由散策の時間が設けられていたが、時間が足りずもう少し見たかった。
知ってはいたことだが、2時間だけではもったいない観光地だった。メインの通りを散策して、お昼を食べたらあっという間に2時間経ってしまい。また時間をとって来たいと思う。
白川郷

その後、またバスに二時間くらい揺られ、苦労して掘ったのだろう長~いトンネルを何度か越えたらこのツアーのハイライト、最終目的地の白川郷へ到着した。
峠道を越えた山の奥地にあるのを想定していたので、トンネルを抜けたら直ぐに到着したのには、少し拍子抜けした。車酔いの心配はなさそうだ。
この5月の時期でも、積雪が残る雪山が望め、冬場のこの地での積雪量の多さが想像できた。
白川郷はバスで来る場合、駐車場に停めて、 という橋を渡って白川郷の村へ行くのだが、 バスを降りてすぐ、の川の透き通った美しさに感動した。この場所だけでも行く価値があるなと思えるくらいに水が澄んでいた。上高地を思い出すような、エメラルドグリーン色が美しかった。それもそのはず、源流を同様にする穂高連峰の雪解け水が関係しているようだ。
白川郷の原風景と、エメラルドグリーンの域を呑むような澄んだ色をする川。
との風景とマッチして最高の景色を作り出していた。

ここも自由散策時間だったが、95分では到底足りなかった。展望台があり、そこへ行くのに行って帰ってで30分は最低でもかかるし、村自体をゆっくり見たいなら最低3時間は欲しいなと感じた。
今回は、時間の関係で展望台にはいかず、街のみを散策した。あと、一般公開している合掌造りの家を1棟見学した。見学料はどこも一律400円だった。
中は、想像していたよりも三倍くらい広かった。空間の使い方が上手で、一軒家に、衣食住、あと昔の人たちの仕事場である が 。昔の人の知恵はすごいなと感心させられた。
とはいえ、海外から時間が限られている中色々な日本の観光地を巡りたいと思っているなが、見るだけでも非常に価値がある場所だ。
まとめ
総論、名古屋から白川郷へ行く場合はバスはコスパの良い選択肢だと思う。バスツアーの種類もいろいろあり、飛騨高山+白川郷、白川郷だけのバスツアーもあるようだ。
メリットとしては、座っているだけで着く便利さ、前日予約でもできる予約の柔軟さ、おひとり様でも参加できる、といったことが挙げられるだろう。
値段は公共交通機関を使ったら往復一万円くらいかかるので、コスパも良い。
デメリットとしては、バスツアーなので見る時間が限られる、場所によっては見る時間が足りない、といった点がある。
とはいえ、時間が限られている中、座っているだけで着いて、効率的にいろんな場所へ行きたいと考えている人には大変おすすめだ。
時期によって値段が違い、安い人だと5900円くらいから販売しているのでそういった時を狙うのもあり。
白川郷は土日はバスが渋滞すると聞いたので、できれば平日へ行くのがおすすめだ。
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