UR賃貸の原状回復はどれくらい厳しい?実際に退去してみた体験談

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先週、UR賃貸住宅の部屋から、同じ棟内の違う階へ引っ越しました。一見「ただの上下階の移動」ですが、退去手続きや原状回復の義務は、通常の引っ越しと何ら変わりません。

今回は、URからURへの住み替えという立場から、原状回復や退去時にかかった費用、清掃チェックの厳しさなどを実体験としてまとめました。これからURに住む方や、退去を予定している方の参考になれば嬉しいです。

URの原状復帰とは?

UR賃貸でも、他の一般的な賃貸と同じように「原状回復」が必要です。
退去時には、入居前の状態に戻す義務があります。

URでは、公式サイトやガイドラインで原状回復のルールが明示されており、退去手続きの際にも紙で説明を受けました。

特に重要なのは以下の2点:

  • 入居時のキズや汚れは、申告すれば免責対象になる
  • 経年劣化や通常使用による傷みは請求対象外になることがある

今回は初めてのUR退去だったので「どこまで厳しく見られるのか?」と不安でしたが、結果的には「きちんと掃除すれば、そこまで怖くない」という印象です。

実際に請求された費用

引っ越し後、数日でURから清掃費の明細が郵送で届きました。

シェアハウス以外の通常の賃貸物件に住んだことがないため、これが賃貸の相場より低いか高いかは不明ですが、家族にも手伝ってもらい、退去前に一通り掃除と点検を行ったおかげか、想像していたよりも請求金額は控えめでした。

ただし、全くゼロというわけではなく、以下のような点で費用が発生しました。

正直な話、トイレの壁にトイレ洗剤の液がついてしまい以下のような黄色い汚れがあり、落とそうと思っても落ちなかったためこの費用は請求されるのではと思っていましたが案外されませんでした。

実際についた汚れ

あとは、洗濯機を置いた際についた窪み&黄色くなってしまっていた床も、床の張り替え費用などが請求されるのではと思っていました。

更には、柱にもソファーを運ぶ際にいくつか傷を作ってしまっていたので心配していたがそれも請求されていませんでした。

これらは経年変化として請求対象外とされていたようでした。

明細ごとの内訳とポイント

浴室扉の清掃費

正直お風呂に関しては、日頃掃除を怠っていた自覚があったため、請求されても仕方ないと思っていました。実際カビも結構ありました…. とはいえ請求されたのは、あまり意識していなかった「浴室扉」の清掃費でした。おそらく、扉のパッキン周りにカビが結構ついていたのがあったのかもしれません。普段きちんと掃除をしていれば防げた汚れだというのだ。これを見て、速攻でゴムパッキンの汚れを予防する掃除グッズをAmazonでポチりました。

教訓:扉やゴムパッキンも定期的に漂白・清掃を!

鍵の交換(シリンダー交換含む)

これはどの入居者にも請求される、UR共通の費用です。
「鍵を新品に交換してくれている」と考えれば、むしろ安心材料。とはいえ、これはどう掃除しても避けられないコストです。

回避不可。退去時の固定費と割り切る。

エアコンの清掃費

これは完全にこちらのミス。フィルター掃除を忘れていたのです……。
費用は3,000円ほど。日常的に掃除していれば、余計な出費は避けられたのにと悔しい思いをしました。

教訓:フィルター定期的に掃除すべし!

量産襖 張り替え|襖(ふすま)の張り替え

場所の特定ができなかったのですが、おそらく洗濯機周りの床の窪みや変色が原因かと思われます。
次の部屋では、洗濯機の下にクッションマットを敷いて予防しています。

洗濯機の下には、必ず保護シートやマットを。

URの対応は良心的?他の賃貸との違い

個人的には、URの原状回復費用は非常に良心的だと感じました。

  • 不明瞭な「ハウスクリーニング一式〇万円」といった請求がない
  • 明細が具体的で納得感がある
  • 経年劣化や自然な使用による傷には寛容

たとえば、ソファ搬入時にできた柱の擦り傷や、壁についた汚れもて請求されませんでした。

民間の賃貸では、退去後に高額な原状回復費用を請求されてトラブルになることもあると聞きます。
そうした意味でも、URの「明朗会計」な姿勢は安心感があります。

今後の掃除対策と便利グッズ

今回の反省を踏まえて、退去時の手間を減らすべく、以下のような予防アイテムをAmazonで購入しました:

  • ✅ エアコンフィルターカバー
  • ✅ ゴムパッキン用カビ取りジェル
  • ✅ 洗濯機用防振・防汚マット
  • ✅ 襖用保護フィルム(ペットがいる場合など)

「あとで掃除すればいい」ではなく、「そもそも汚さない」ほうが圧倒的に楽です。

まとめ|UR退去は意外と良心的。日頃の掃除で費用はかなり抑えられる!

UR賃貸の退去時における原状回復について、実体験をもとにお話しました。
ポイントは次のとおりです。

  • URは明細がわかりやすく、費用が明朗
  • 経年劣化は免除されることが多い
  • きちんと掃除していれば、高額請求にはなりにくい
  • フィルター・パッキン・洗濯機周りなど、盲点の掃除を忘れない

次回引っ越すときは、清掃費は鍵の交換費用だけにするのが目標です!

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