「モノが多いと、お金も時間も失いやすい。」
それに気づいた筆者は、貯金力が変わりました。もともとそこまで浪費するタイプではなかったのですが、ミニマリストのマインドセットを心掛けるようになったら、ムダが減り、心も財布も軽やかになったからです。
今回は、ミニマリストを目指す筆者の視点から見る「お金を貯める8つのヒント」をお届けします。
生活をシンプルに整えながら、自然とお金も貯まる。そんな暮らし方のヒントになれば幸いです。
収入と支出を「見える化」
所有も支出も「可視化」することから始める

ミニマリストは、モノを減らす前に「何を持っているか」を把握します。お金も同じ。
家計簿やアプリで、まずは「お金の流れの全体像」を掴むこと**が第一歩。
筆者が家計簿アプリに使っているのはマネーフォワードMe。
にのアプリを使い始めてから、クレジット、銀行、多様な収支を一元管理し、お金の流れを可視化する事ができました。
ミニマリスト的実践
- 「持ち物リスト」と一緒に「お金の使い方リスト」も作る
- 支出のカテゴリを減らす(例:「衣服・化粧品・趣味」をまとめる)
- 使っていないもの=使っていないお金の使い道に注目
特に筆者は引っ越しがあるたびに、使っていないものはないかと物の整理、断捨離をします。いらないものがあれば、メルカリやジモティーに出して売ったりして本当に必要なものを精査します。
先取り貯金をする
大事なことに先にエネルギーを注ぐ
「大切なものを先に確保し、余ったスペースに必要最低限を詰める」——これはミニマリズムの本質。
貯金も同じです。最初に貯めることを前提に予算を組むことで、お金に主導権を渡さない暮らしができます。
ミニマリスト的実践
- 手取りの10%〜20%を「未来の自分にプレゼント」と考える
- 自動化(自動積立)で判断の負担を最小限に
- 貯金用の銀行口座は「見えない」場所に(ネットバンクや別口座)
筆者の場合、旅行といった「特別費」を除いた月々の固定費と変動費はだいたい把握できているので、将来の予測や管理も行う事ができます。
コンビニ・自販機を使わない
手間を惜しまないのが、丁寧な暮らし
ミニマリストは「簡単に手に入る快楽」より「自分で選ぶ価値」を重視します。コンビニや自販機は便利ですが、それが習慣になると自分の選択力を奪う存在に。
目的のないなんとなく行く「コンビニ通い」はやめましょう。誘惑に負けそうになった時は、ミニマリストとしての価値観を思い出すようにしています。
ミニマリスト的実践
- 水筒を持ち歩く=毎日の積み重ねで年間数万円の節約
- 「選んだものだけを使う」習慣で、無駄な消費をカット
- 「買う」ではなく「持つ」「準備する」ことで生活の質を上げる
セール・ポイントに惑わされない
「安い」ではなく「必要かどうか」で選ぶ
安くても、使わなければムダ。ポイントが付いても、不要なら損。ちなみに筆者はポイ活はしてません。理由はコスト(手間)に見合わないから。ポイ活が目的で不要なものも買ってしまいかねません。
ミニマリストである私は、「本当に必要か」「持つ意味があるか」で判断します。
ミニマリスト的実践
- 買い物前に“自分ルール”をつくる(例:48時間考えてから購入)
- ポイントカードは1~2枚まで厳選
- セール情報をシャットアウト(DM・通知はOFF)
- ポイ活はやめる
セールは一見安くてお得に買えそうですが、買わないより安いものはありません。セールで不要なものを買ってしまったら、お金もかかるし物も貯まります。セール情報はシャットダウンしましょう。
ノーマネーデーを取り入れる
「使わない日」は、心と財布のデトックス
買い物しない日を定期的に作ることは、心のリセットにもつながります。
モノとお金を使わないことで、「すでにある豊かさ」に気づけるようになります。
ミニマリスト的実践
- 冷蔵庫・本棚の「在庫整理」週間を設ける
- 手持ちの服だけで1週間着回すチャレンジ
- ノーマネーデーは「何もしない日」ではなく「整える日」
サブスクを見直す
「常に何かが流れている」状態を手放す
ミニマリストは、情報や音も「持ち物の一部」と考えます。使っていないサブスクは、ただの「気づかぬストレス」と「出費の種」。
ミニマリスト的実践
- 毎月1日に「サブスク棚卸し」デーを作り、棚卸しをする。
- 同じ機能のアプリはひとつだけに絞る
- サブスクは「時間を豊かにするもの」だけにする
- サブスクを追加したら減らす。サブスクの月々の代金の上限を決める。
外食回数を減らし、自炊を楽しむ
手をかける時間が、自分と向き合う時間になる
ミニマリストは「暮らしを大切にする」ことを重視します。自炊は、健康・節約だけでなく、自分と丁寧に向き合う時間にもなります。
ミニマリスト的実践
- 「お気に入りの道具と食材」だけを使う
- 1週間の献立は3~4種類を使い回す
- 調理器具・食器も最低限にして、片付けも時短
- お弁当を作る
「目的のある貯金」でモチベーションを高める
お金は「自由になるためのツール」
ミニマリストは、モノを減らして自由を増やす。
お金も、ただ貯めるのではなく「自分の人生を自由にするため」に使うと決めると、貯金はもっと前向きな行為になります。
ミニマリスト的実践
- 目的=「選択肢を持つこと」「暮らしを守ること」
- 貯金を「未来の自分への贈り物」と考える
- ゴールに向けて「ビジュアル化(目標シート・貯金箱など)」する
まとめ:少ないほど、豊かになる

一見逆説とも思えますが、少ないほど豊かになる。お金の使い方と、モノの持ち方は密接に関係しています。ミニマリストの視点を取り入れると、ただの「節約」ではなく、心地よい暮らしそのものが手に入ります。「何を減らし、何を残すか?」という問いを暮らし取り入れ、人生とお金を豊かにしていきましょう。
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