30代でキャリアブレイクを経験した私が感じたこと|期間・お金・後悔しなかった理由

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「30代で仕事を辞めても大丈夫なのだろうか。」
「キャリアにブランクができたら、転職は難しくなるのでは?」

私が会社を辞める前、一番不安だったのはこの2つでした。

結果として、私は約9か月間のキャリアブレイクを経験しました。

一般的には、キャリアアップや留学、資格取得のためにキャリアブレイクを選ぶ人もいますが、私の場合は少し違います。

心と体を立て直し、自分らしく働ける環境を見つけるためのキャリアブレイクでした。

今振り返ると、あの9か月があったからこそ、今の働き方や暮らしがあります。

今回は、私自身の体験をもとに、30代でキャリアブレイクを選んだ理由や、お金のこと、ブランクへの不安、そして休んだからこそ気づけたことを書いてみたいと思います。

キャリアブレイクとは?

キャリアブレイクとは、転職活動や育児、留学、療養などを理由に、一度仕事から離れて自分自身を見つめ直す期間のことです。

欧米では比較的浸透している考え方ですが、日本ではまだ「仕事を辞める=キャリアにマイナス」というイメージを持つ人も少なくありません。

しかし最近では、心身を整えたり、今後の働き方を考えたりするために、あえてキャリアブレイクを選ぶ人も増えています。

私自身もその一人でした。


私が30代でキャリアブレイクを選んだ理由

キャリアブレイクを選んだきっかけは、前職で心身のバランスを崩したことでした。

会社の組織や尊敬できない上司、不透明な評価制度、毎日のフル出社。

働く時間だけでなく、心まで会社に縛られているような感覚がありました。

次第に会社そのものが嫌になり、扱っている製品にも愛着を持てなくなっていきました。

仕事へのモチベーションはどんどん下がり、無理を続けた結果、うつ病と診断されます。

当時は「会社員という働き方自体が向いていないのかもしれない」と思い、起業まで考えました。

それでも、生活防衛資金としてある程度の貯金を準備していたこともあり、「今しかない」と思い切って退職を決意しました。

退職したときは、約1年間は働かず、自分を立て直す時間にしようと考えていました。


キャリアブレイクの期間は約9か月

実際のキャリアブレイク期間は約9か月でした。

本来は1年間休む予定だったので、積極的な転職活動はしていませんでした。

まずは心を休めることが最優先。

焦って次の仕事を探すよりも、「自分はこれからどう働きたいのか」を考える時間にしたかったからです。

結果的には、知り合いから今の会社を紹介していただき、ご縁があって予定より少し早く仕事を再開することになりました。

キャリアブレイク中にやったこと

会社を辞めてすぐは、何か新しいことを始める気力はありませんでした。

まず必要だったのは、乱れてしまった心を整えること。

そこで始めたのが、ミニマリストの暮らしでした。

もともと転勤や引っ越しを繰り返していたこともあり、物はあまり持たないタイプでした。

それでも改めて持ち物を見直すと、「今の自分には必要ないもの」が意外と多いことに気づきました。

一つひとつ手放していくうちに、部屋だけでなく気持ちまで軽くなっていったのです。

暮らしが整うと、不思議と心にも余裕が生まれました。

キャリアブレイク中は約9か月という時間がありましたが、転職活動ばかりをしていたわけではありません。心と暮らしを整えるために、ミニマリストの生活を実践したり、デジタルデトックスをしたり、自分に合う働き方を考えたりと、今振り返っても「やってよかった」と思えることがたくさんあります。

その期間に実践してよかったことは、別の記事で詳しくまとめています。


ブランクがあっても転職できるのか不安だった

会社を辞めた当時、一番不安だったのは「ブランクがあると転職できないのではないか」ということでした。

実際に転職エージェントへ相談もしました。

私が譲れなかった条件は、「フルリモートで働けること」。

仕事内容はこれまでと同じでも構わない。でも、働く環境だけは変えたいと思っていました。前のように毎日死んだような顔しながら通勤する地獄を味わいたくない。

しかし担当者からは、「この職種でフルリモートは難しいですね」と言われ、出社が前提の求人を紹介されることもありました。

「まずは面接だけでも受けてみませんか」と勧められましたが、私は辞退しました。

前職を辞めた理由は、仕事内容ではなく、働く環境にあったからです。

ここで妥協してしまえば、また同じ悩みを繰り返してしまう気がしました。

当時は「条件にこだわりすぎなのでは」と迷ったこともあります。

それでも、自分の中で譲れない軸だけは大切にしようと決めていました。

ご縁がつないでくれた今の仕事

結果として、積極的に転職活動をしていたわけではありませんでしたが、知り合いから今の会社を紹介していただき、ご縁があって入社することになりました。

現在の仕事は、仕事内容だけを見ると前職と大きくは変わりません。

でも、働く環境はまったく違います。

フルリモートで働けること。

尊敬できる人たちと仕事ができること。

安心して意見を言える環境があること。

それだけで、仕事に対するストレスは驚くほど少なくなりました。

そこで初めて気づいたのです。

私が嫌だったのは、仕事そのものではありませんでした。

自分に合わない働く環境だったのです。

起業まで考えたこともありましたが、今は安定した会社員という働き方にも価値を感じています。

大切なのは、「会社員かどうか」ではなく、「自分に合った環境で働けているか」なのだと思います。


キャリアブレイクを終えて思うこと

キャリアブレイクをしたことに、後悔はありません。

もしあのまま前職で働き続けていたら、今の会社には出会えていなかったかもしれません。

もちろん、誰にでもキャリアブレイクをおすすめするわけではありません。

生活防衛資金や今後の見通しなど、準備は必要です。

それでも、心や体をすり減らしながら働き続けることだけが正解ではない、と私は思っています。

キャリアブレイクは、キャリアを止める時間ではありませんでした。

「どんな仕事をしたいか」ではなく、「どんな暮らし方、どんな働き方なら自分らしく生きられるのか」を考える時間でした。

あの9か月があったからこそ、今は心に余白を持ちながら働けています。

もし今、「辞めたいけれど、30代でキャリアブレイクなんて大丈夫なのだろうか」と悩んでいる人がいるなら、一つだけ伝えたいことがあります。

休むことは、逃げではありません。

自分を立て直し、これからも長く働いていくための選択肢の一つです。

私にとってのキャリアブレイクは、人生を遠回りした9か月ではなく、自分らしい働き方へ近づくために必要な9か月でした。

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